Jの衝動書き日記

さらりーまんSEの日記でございます。

工数のお話

広告が出るようになったので久々に更新。
ふと工数の話題が上がっていたので殴り書いてみる。

qiita.com

概ね同意だけど以下の点は気をつけている。

 

人日のさじ加減

労働時間が8hあったとしても実際に8h費やせることは絶対にないので1人日=8hでは見積もらない。せいぜい1人日6hで見積もる。もし自分がリーダの立場とかになったらせいぜいい1人日=4h。8hで見積もる場合はもう残業前提ということになる。

 

バッファのさじ加減

必要な作業をすべてWBSとして漏れなくダブりなく出せている場合 → 合計工数x1.5
WBSとして出してない・余裕がない場合 → (自分の感覚工数(最善)+自分の感覚工数(最悪)) ÷ 2 x 3
WBSの洗い出しができない場合はたいてい異常系の考慮が漏れているのでx3程度が妥当。ちなみに感覚工数(最悪)はこれぐらいだったら確実にできるだろうという工数。

ただ、自分がリーダの場合は管理者工数の調整が必要になることも。さらに営業が絡むと利益も上乗せされるため実際の工数との乖離に苦慮したりする。

 

工数/人≠工期(期間)

20人日→ひとりで20日なのだからふたりなら10日でやれる! ・・・なんてことはありえないとわかっているのだが計画を立てる立場になるとついついやってしまう。

工期=MAX(メンバーに割り当てるタスクの合計工数) + バッファ日数

バッファ日数はメンバー間のタスクの偏りにより調整する。

例)
工数:60人日
メンバー:3人
一人あたりのタスク量:20人日(ほぼ同等)
工期:30日 → 60/3=20ではない!

工数:60人日
メンバー:2人
タスク量:A:40人日 B:20人日
工期:45日 → 60/2=30ではない!

 

なおメンバー数は同程度の工数のタスクを同時実行可能な数が理想値となる。それ以上のメンバーがいても工期は縮まるところか逆に増える。