山積みになった日経Systemを整理しながら読んでいたら10年後も通用するスキルという面白い記事があった。忘れないようにメモ代わりに書いておく。
基本は分解と比較するスキル
- 技術を分解するスキル
- 新しい技術やシステムの不具合を、より細かい要素に分けて理解するスキル
- 技術を比較するスキル
- 新たな技術の特徴や使いどころを把握するために、既知の技術と比べるスキル
分解はこんなところで使う
新しい技術の評価をする時のポイントは、技術の本質と使いどころを見極めることにある。
- 本質の見極めとは?
- 目的、コンセプト、メカニズムの3つの観点で分解する
- 上記の観点で他の類似した技術と比較する
- キーワードをとりあえず無理矢理当てはめてから並べ替える
- 使いどころの見極めは?
- 様々な切り口で技術を分解し、評価する
- 同じ切り口で比較する
ポイントは、技術を様々な点から把握する点にある。
比較はこんなところで使う
- プログラムのバグを見つける時
- 開発中のブログラムの処理を細かい単位に分解する
- 他のプログラムと比較
- 出来るだけ似通ったプログラムと比較
- システムの不具合を解決する時
- 過去の開発経験と比較
- システムをアプリケーション、ミドルウェア、RDB、OS、ハードウェア、ネットワークのレベルで分解 それぞれのレベルで考える
- 技術を全体の視点で学ぶ
- 上記を一本通して経験しておき関係を学ぶ
ポイントは技術を使い込む濃い学習が重要ということと、システム全体を見る目を養うということ。深く学ぶ一方、他の関係の把握も怠るべからず。
これから身につけるべきスキル
問題発見スキル
サービスの品質や性能がユーザの要求レベルにあるかどうか確かめるスキル。
- 鍛え方
- 要因と現象(結果)の関係を矢印でつないでいく因果関係図を使う
- 本当の問題を探り出す
身につけてはいけないNGなスキル
知ってるつもり
自分は聞かなくてもわかっているのだという変なプライドから来る。プライドは自分を守るためではなく、ユーザーの満足度を高めるために使うべき。
相手の立場・状況を考慮しない
忙しさを理由に無下に断らない。自分の都合だけを言いっぱなしにするだけならばやるべき作業が宙に浮きプロジェクトは停滞する。
NGなスキルは既に身に付けてしまった。また、言い訳スキルというのも身に付いている。これもNGスキルだろうか。