お仕事で、C++を使ったので、環境設定方法を備忘録として残しておく。
各バージョンはお仕事で採用していただけなので、この構成じゃないと出来ないというわけではない。
構成
- Cygwin Ver 1.7.5
URL:http://logging.apache.org/log4cxx/download.html
Ver 0.9.7:http://archive.apache.org/dist/logging/log4cxx/
- xerces-c Ver 2.8
インストール
1. Cygwinをインストール
Install or update now!をクリックして、setup.exeをdownloadして実行。setup.exe自体は、C:\tmp\cygwinなど一時ディレクトリを作っとくのが吉。ダウンロード済のものがある場合、それを使っても良い。DevelをInstallに変更してからインストールを実行すること。
2. Cygwinインストール後にやること
- C:\cygwin\binにパスを通す(cygwinをインストールした場所\binにパスを通す)
- C:\cygwin\bin\g++.exeを消し、g++-3.exeをコピーして名前をg++.exeにする
g++.exeはリンク設定されているが、DOS窓からだと上手くこれが呼び出せない。故にeclipse上でmakeしようとしても上手くいかないから置き換える。Cygwin窓からやる場合は特に必要の無い作業。
- C:\cygwin\bin\make.exeをパッチバージョンに置き換える。
makeパッチのURL:http://www.cmake.org/files/cygwin/make.exe
eclipseからmakeを実行した時、multiple target patterns. Stop. と出る時の対策
参照:http://d.hatena.ne.jp/bopperjp/20090331/1238521486
3. log4cxxをインストール
READMEファイル通りの手順でMakeを行う。Cygwin窓で実行。
C:\cygwin\tmpなどにlog4cxx-0.9.7.tar.gzを置き、展開してmakeする。
cd /tmp tar zxf log4cxx-0.9.7.tar.gz cd log4cxx-0.9.7 ./autogen.sh ./configure make make check make install
/usr/local(C:\cygwin\usr\local)にインストールされる。
なお、log4cxxを使う場合、リンク時オプションで、-lxml2の指定も必要だった。無いと_xmlFreeDocが無いとリンク時に怒られる。
4. xerces-cをインストール
Readme.html通りの手順でMakeを行う。cygwin用の記述があるのでそれで行うこと。Cygwin窓で実施。
なお、make自体は途中で失敗するが、depdom関連のものなので気にしないことにした。非推奨らしい。
cd /tmp tar zxf xerces-c-src_2_8_0.tar.gz cd xerces-c-src_2_8_0 export XERCESCROOT=/tmp/xerces-c-src_2_8_0 cd src/xercesc ./runConfigure -pcygwin -cgcc -xg++ make -> 途中でエラーでコケる make install -> 途中でエラーでコケる
必要なのはlibxerces-c28.dll.aなどなので、/usr/local/libにこれがインストールされていればOKとする。
(追記)
xerces-c自体は、cygwinインストール時に入っていた。ただし、3.0.1なので、versionが違う。cygwinインストール時に除外した方がいいかも。
xerces-cのバージョンは、xercesc/util/XercesVersion.hppで確認可能。