7月の競馬遠征は福島にした。ずいぶんと久しぶりだ。実に4年ぶりである。ただ夏競馬で訪れるのは初めてだ。今までの福島の成績は1勝6敗と大きく負け越している。ただ貴重な勝ち星を上げた競馬場でもある。初勝利飯となったのはなにせ福島なのだ。その縁が今回も来るといい。
今回もまた重賞があるときに参戦する。七夕賞だ。誕生日が七夕である身としては外せないレースではあるのだが初参戦だったりする。今回もまた予想に力を入れてみた。どんなレース展開になるのかしっかりと考えて予想してみた。お陰でここ一週間は仕事に禄に集中できなかった…… まあそれはいい。予想は難しく大変だったがどんな展開になるのかあれこれ考えるのはとても楽しかった。祭りと一緒で準備するときが一番楽しいのかもしれない。
第2回 福島3日目
天気予報では土曜日から日曜日にかけて雨となっていた。空模様はたしかに怪しい。だが家を出てから福島に着いてまでも雨は降らなかった。今にも降りそうな天気ではある。だが日差しがないため涼しくてちょうど良かった。
バス停に行くとちょうど競馬場方面のバスが来ていたので乗った。タイミングが良かった。ただSuicaが使えないのが面倒だ。ローカルのものは使えるのだけど。
予定よりもかなり早く着いた。2Rのパドック周回終わり間際に着いた。3Rから参戦できなくもないがここは予定通りに4Rからいこう。
その前にいつものように慰霊碑にお参りをしようと思ったのだが……はて? 何処にあるのだったか。4年ぶりだからすっかり忘れてしまった。思い出せないので自分のブログを見直したのだが北門の方にあったと書いてある。だがそれらしきものはない…… あ! 外にあるのか。
入口の係の人に申し出れば再入場は可能なのでそそくさとお参りにいった。テープを巻いてもらったもののすぐに入ることになったのでちょっと申し訳なかった。
4Rまではまだ時間があるので先に昼食を取ることにした。
700円。福島に来るたびにカツ丼ばかり食べている気がする。でもあまりご利益?はない。今日は涼しいから喜多方ラーメンでもよかったかもしれない。明日は雨だから明日にしようか。
食べ終わった頃に3Rも終わりパドック周回が始まった。それではレース開始だ。
買い方は前と同じく単複一点と馬連・ワイドで2点づつ。本命が来ればよし。来なくても人気馬が来ればそれでも良しの買い方である。
福島4R 単・複負け 馬連・ワイド勝ち
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
しかしいきなり本命を外す。馬連・ワイドを拾えたが一番人気・二番人気なのでささやかなものだ。まあ全滅よりはいい。
次は新馬戦。昼食はすでに取ってあるので時間潰しに場内広場へと向かった。今回もまた様々な名物が売られている。だが通常の店に比べると回転率が悪いのがネックではある。小さいし。
ちょっとしたガーデンがあるがその奥にあるのはビール売り場である。組み合わせがなかなかシュールな感じだ。ひょっとして今日もウイニング競馬の中継でも入るかなと見てみたがなかったようだ。まああっても遠目で見るだけだけど。
程よい時間になったのでパドックに向かうとすでに混雑していた。未来の重賞馬を見ようと皆思っているのだろうか。今回は一番人気が一倍台とダントツだ。調子も良さそうなので無視はできなそうだ。とは言え単勝は買えないので別の馬にする。
福島5R 単・複・馬連負け ワイド勝ち
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
だがその一番人気が負けた。まあ勝ったのが二番人気なので意外さはない。だがパドックを見た感じでは意外そのものだった。走る気がなさそうな様子だったから。ただデムーロ騎手が騎乗したときによく撫でていたのが印象には残ってた。なんかいい。負けたのは悔しいが。
福島6R 馬連・ワイド勝ち 単・複負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
次もまた本命が来ない。たが馬連とワイドは取れた。ワイドは2点取れたので実入りはそこそこ良い。ただそろそろ本命を当てたいぞ。複勝すらも取れてないし。
福島7R 単・複・ワイド・馬連負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
福島8R 単・複・ワイド・馬連負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
しかしそんな想いも虚しく全敗二連発……別にレースが荒れたわけではない。本命と相手馬が来なかっただけである。相手探しはなかなか難しい。あれ? 回収率地味にやばいかも。
福島9R 複・馬連勝ち 単・ワイド負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
ここでようやく本命ゲット! ……ただし複勝だけど。一番人気だったので大したことはない。
福島10R 単・複・ワイド・馬連負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
弾みをつけたかったがまたもや全滅。ただこの猪苗代特別。勝った田辺騎手の騎乗がすごかった。内側三番手に居たあとに第四コーナでスルスルと外に出ししかも2番の馬が外に出せないようにブロックしつつ走りきるという感じ。目の前で見ていたときにはあれ? いつの間にか外にいるという感じだったがあとで動画で振り返ったら凄さがわかった。
さて残るはメインと最終レース。今日参戦しなかった3R分の賭金はここと明日の七夕賞で使うので賭金は二倍にできる。
ハンデ戦はトップハンデ近くに居ない馬が一番人気の場合はそれは来ないという経験則に従って軸馬を調整し本命には1R分の賭金を一点買い。さて勝負!
福島11R 単・馬連・ワイド負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
はい。負けました。一番人気を切ったのが裏目に出てしまった。まあ3着だったからある意味当たっていたといえばそうなんだけど。来ないというよりも連帯しないぐらいの感じがよいのかも。2着の馬は意外だったけど騎乗した丸山騎手は騎乗停止を食らっていたのでこちらは好騎乗とは言えない。
さて最終レース。ここは最終レース男である木幡育也騎手に賭けるところだが残念ながら3番人気である。単勝では勝てない。逆にこのレースにしか今日は登場しない石田騎手に賭ける。同様に小牧騎手にも。これが取れれば勝てるので賭金は通常通りにした。明日に回すことにする。さて勝負勝負!
福島12R 単・ワイド・馬連負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月8日
はい。残念です。木幡騎手は残ったのだけど…… 石田騎手は最初は良かったのでこれは行けるか?と期待したものの第三コーナあたりで力尽きた感があった。まあ先行争い激しかったもんね。
それでは結果。
単勝:9負
複勝:1勝6負
ワイド:3勝6負
馬連:3勝6負
回収率:44%
ワイド・馬連取れている割には回収率が低い。まあ人気馬同士で賭金も少なければこうなるか。本命が当たらないのが悪い。結局一勝もできず惨敗である。
そんなわけで久しぶりの福島は敗者飯という手痛い歓迎をしてくれた。
帰りはバスに乗らず歩いて駅へと向かった。店に行くには歩いたほうが都合が良くもある。ただ目当ての店は残念ながらやってなかった。潰れたわけではなさそうなのでそこは安心したが。
ならばここはあの敗者御用達の店にいこう。そう、勝次郎である。
4年前に来たときは1000円以内でビールと餃子3人前(15個)と二品食べれてしまうという敗者に優しい値段だった。ただ残念ながらこの店も昨今のインフレには逆らえず値上げとなっていたが餃子は450円と相変わらずの安さである。ちょい飲みセット(ビール+一品)と餃子で1050円。餃子の写真が二枚なのは最初に2人前が来てあとから一人前が来たからである。
飲めたとはいえこれではやはり物足りないので追加で頼んでもよかったがせっかくなのでもう一店行くことにした。これまた敗者御用達の店である。酒は飲めないが締めにはもってこいだ。
そう、ポッポである。
r.gnavi.co.jp前に行ったときは地下通路の存在を知らなかったのでわざわざ遠まりで西口方面に向かったのが懐かしい。ここもまた健在であった。
味噌チャーシュー麺(650円)とラムネソフト(290円)。ラーメンとアイスを同時に頼むと溶けてしまうのでラーメンを食べ終わったあとにヨーカドーの中を少々ぶらついてまた頼むということをした。
そういえば明日は喜多方らーめん食べるつもりだったが……まあいいか。これとは別物だし。
懐かしさを噛み締めて宿へと電車で向かった。今回も飯坂温泉で宿泊するのである。勝って凱旋する形で行きたいのだがなかなかそれは敵わない。とはいえ前回よりは惨めさは薄い。
宿に着くとちょうどフロントから主人が離れようとしているところだった。飲食店の方にいるらしい。タイミングが良かった。
風呂は4人は入れるということだったが少々時間をずらしてから入った。やはり風呂にはゆったりと浸かりたい。
風呂から出たあとは眠気と戦いながら競馬新聞をチェックした。結局夜遅くまでかかってしまったがその成果がでるといいな。
第2回 福島4日目
朝起きてせっかくだから朝風呂でもしようと思ったが残念ながら貸し切り状態になっていた。この宿は男湯と女湯が同じであり女性が入る場合は貸し切りとなるのである。残念だが仕方がない。あまり出発を遅くはできないのだ。
朝食は店のメニューから予算の範囲内で選べる形だった。蕎麦定食にした。朝から蕎麦というのも珍しい……? そうでもないか。バイキング形式とかならば普通にあったし。
朝食は質素に思えたが蕎麦が意外とボリュームがあり十分に腹は膨れた。
宿から外にでると天気がとても良い。日差しが強くて暑くなりそうだ。天気予報もいつの間にか雨予想はなくなっていたし。
電車に乗り福島駅に着いてバス停に向かったが長蛇の列が出来ていた。しばらく並んでいたがこの有様では歩いたほうが早そうなので歩いて競馬場へと向かった。スローペースに耐えきれなくなった差し馬のような感じになったがさて果たして吉とでるかどうか。ただ徒歩の場合は途中にある馬頭観音でお祈りができるのが良い点ではある。
しばらく歩いていると急に雨が降ってきた。慌てて近くにあるビルに避難して折りたたみ傘を取り出す。空模様を見ると所々晴れ間があるので通り雨のようだ。それにしてはちと激しいが。バスのほうがよかったかもしれない。まあ幸いなことに競馬場に着く頃には雨は止んだ。
今日は忘れずに慰霊碑にお参りしてから入場した。流石に重賞の日もあって最初から混雑している。そして……暑い。人が多いのもあるが先程の雨で湿度が上がってより蒸している。パドックに行くのもちょっと億劫だ。パドックではミストが出ていた。馬達にも過酷な日となりそうだ。熱中症とかにならなければいいが。馬も騎手も。
それではレース開始だ。
最初は障害レース。一番人気は一倍台。未勝利戦の一倍台はあまり信用度がないので他馬を本命にしてみる。
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
予想通り一番人気は3着となったが本命馬も駄目だった。ワイドも上位人気馬同士なので賭けた金額がそのまま戻ってきた感じだった。
福島2R 単・複・ワイド・馬連負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
次もまた本命を外し相手も外した。それにしても暑い。こんなことならば飲料買っておけばよかった。
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
本命は来た。ただし複勝だけど。馬連・ワイドは相手が来なかった。共倒れが怖くて本命馬を相手には入れてないのだけど今回はそれが裏目に出た。気温はぐんぐん上がっている。喉が乾いたので自販機で飲料を買った。
そして先程からなんだか携帯電話の調子が悪い。電波は入っているのだがインターネットに繋がりにくくなっているのだ。お陰でオッズとかが見れない。壊れたのかと思ったがどうも人が多いからっぽい。皆同じような症状になっていた。この辺りの基地局が足りないのでは。もっとも使えている人もいたので携帯会社のユーザ数によるのかも。auとは使えていたらしいし。重賞の日は複数携帯持ったほうがよいのだろうか。
福島4R 複・馬単・ワイド負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
今回もまた全滅。暑さでパドック見るのも億劫になってきて考えるのも面倒くさくなってきた。携帯電話のインターネットも禄に繋がらないのでイライラするし。もう建物の中に引っ込んでようか。そんなときに起こったのが今回のレースである。
なんと単勝が3万! 馬連は27万だし三連単は220万を越えた! 一番人気は一倍台だったのでまた本命馬は別の好調そうな馬にしたのだが……まさかここで穴馬が来るとは。一点ぐらい買っておけばよかった。
午前はこれにて終了。だが暑さで食欲もなく店も長蛇の列だ。昼食を取るのは諦めた。重賞の日はおにぎりとか買っておいたほうがいいかもしれない。
パドック周回が始まるまで建物の中で涼んだ。座れる場所があればいいのだがみんな考えることは同じなので空いてる席などない。
5Rは新馬戦だが入場してきた馬達が少々浮足立っている。嘶きをする馬もいるしパドックの内側を歩く馬が多い。どうやらミストを初めて見る馬が多いようでそれにビビっているようだった。まあ数周する内にそれが涼しいとわかったのかあまり避けることはなくなったけど。
また騎手騎乗のときに暴れて騎手を落としそのままあやわ暴走しかけた馬も居た。その馬相手に選んでいるのですが…… 切ろうか迷ったが落ち着いてそのまま出走するようなのでとりあえずはそのままで賭けることに。
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
ようやく本命が的中! 先程のミストにも動じてなかったので賭けたのがよかったようだ。ちなみに暴走しかけた馬はやはりこなかった。2000メートルでは致命的だったのかもしれない。
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
こう書いたが実際は複・ワイド勝ちで単・馬連負けである。暑さでちょっといい加減になっていたのかもしれない。相変わらずインターネットも繋がりづらいし。
福島7R 馬連・ワイド勝ち 単・複負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
正直パドックにいくのは億劫だが携帯が禄に使えない現状ではオッズを見るのにパドックに行かねばならない。人気馬がわからないことには馬連など買えないし。辛うじてこうして拾えたりする。
福島8R 単・複・ワイド・馬連負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
福島9R 単・複・ワイド・馬連負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
この二戦は本命と相手が来なかった。ただこの頃になると暑さも幾分和らぎ体も慣れてきた。考える気力も戻ってきた。しかし残りはあと3レース。戻ってくるのが遅かったかもしれない。
次はまた一番人気が一倍台。この馬を軸にして当たってもたかが知れている。イチかバチか一番人気を切った。
福島10R 馬連・ワイド勝ち 単・複負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
今回はその賭けに勝った! まあ正直パドックの状態など無視してオッズで組み合わせたものが偶々当たっただけである。まあ今日は(も)見る目がないのでいっそのことこう割り切ってもいいのかもしれない。
いよいよ次はメインの七夕賞! 脚質と展開と重量を考えて本命:カレンシュルブル、対向:テーオーソラネル 次点:バトルボーンに。バトルボーンが逃げてそれを大外枠の二頭が追う展開。最内のエヒトは最後方あたりになるので届かないと考えてみた。あとは応援枠としてトーラスジェミニ。正直ピークは2年前の七夕賞のときだとは思うけど万馬券を取った馬だし木幡育也騎手だしということで応援せずにはいられない。まあさすがに複勝だけど。
では勝負!
福島11R 単・馬連・ワイド・三連複負け
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
はい。駄目でした。もっと前目にいくと思ってたセイウンハーデスがいかずその位置にテーオソラネルが入る展開。バトルボーンが逃げたけど他馬があまり追わなかったのかHペースにはならず。意外だったのは内枠のククナとホウオウエミーズが前目に行ったこと。差し・追込タイプだから内側は嫌がると思ったけどまさか前に出るとは。
そして本命のカレンシュルブルはまさかの最後方。内に入るのを嫌った結果空いたスペースにずらりと外側の馬達が入りこみ結果後方になってしまった感じ。3枠は差しの好ポジション取るには持って来いだと思ってたのだけど外側からの圧力が強いから内に入るか今回みたいに後ろに回るしかないのかも。
結果は残念だったけど色々面白くもあった。もちろん目の前で見たときはここまでわからないし何度も見直したからではあるけれども。無駄にはなったけど予想したかいはあった……と思いたい。
残るは最終レース。昨日の未賭金があるのでここも二倍にできる。パドックの状態はもう差がわからないので早々に諦めてオッズを元に組み合わせる。本命が当たればそれで勝ち。さて?
— Arai Jun (@arai_j) 2023年7月9日
本命は入着こそしたが今回は複勝を買ってない。馬連・ワイドこそ的中はしたが……。
それでは結果。
単勝:1勝10負
複勝:3勝7負
ワイド:4勝7負1分
馬連:3勝8負
馬単:1負
三連複:1負
回収率:58%
昨日よりは若干上がったがやはり負けである。まあ9R時点では昨日以下だったのだから残り3Rでよくやったというべきか。
とはいえ今日もまた敗者飯である。
帰りもまた徒歩である。来たときも徒歩だったし暑さで体力も失ったしでヘロヘロ状態ではあったがちょっとギュウギュウ詰めのバスに乗る気にはなれない。
幸い行く予定である店はわりと近くにある。歩いていけばちょうど開店時刻ぐらいにはなりそうだ。
とり市という店だ。ただ入ってみてちょっと……いやかなり後悔した。アウエー感というか異物感というかそういのが入った瞬間からヒシヒシと伝わってきたのである。カウンターにはずらりと常連客らしき人ばかり。店主もなんとなく余所余所しい。
とりあえず瓶ビールと焼鳥(ネギマとレバー2本づつ)を頼んだ。
暑かった日に飲むビールはやはり格別だ。お通しの山菜の和物もうまい。瓶ビールなのでちょうどいい量で一気飲みもできる。その間に焼き鳥を待つのだけど……間が…間が持たない!
TVでは大相撲がやっているが別に興味はない。どうせならばBS11が見たいぞ。隣からはタバコの煙が来るし……これは無理だ。早々と撤退を決めた。ここは地元の人向けの店なのだ。よそ者は去るのみだ。
少々時間を要した焼き鳥は普通に美味かった。1360円。
次行こう。最近はハシゴすることを覚えたのでそれを考えれば撤退するのも楽である。
屋台や十八番 という店に入った。もっとも最初は通りすぎてしまったが。入ろうと伺っていたところにカップルが先に入ってしまったので機を逸してしまったのである。しかし回れ右して気を取り直して気合を入れて入った。予約は?と聞かれたので満席かと思ったが幸いにも入れた。大概こう聞かれるときは一人は断られるので意外だった。ちょうど一人分のスペースが空いていたようである。
すでにビールを飲んでいるのでここは日本酒にしよう。地酒の金水晶を頼んだ。グラスか徳利かを聞かれたのででは徳利と答えたのだが渡されたのは小さい器。これお猪口では?
お通しはラジウム温泉玉子だった。あとはおでんの盛り合わせにイカニンジン。干しイカなのだろうか?
あーやはりこういう感じがとても落ち着く。ほどほどに騒がしく店主以外に従業員がいるようなところ。ワンオペの店はちょっと厳しい。ましてや常連客のたまり場のようなところでは。
気兼ねなくちびちび酒を飲みながら食べれるのはやはりいい。追加で頼む。
ホヤの刺し身とクジラの竜田揚げ。実際にホヤの刺し身を頼んだのはおでんの盛り合わせのときだったがどうも忘れられていたようだ。ホヤは初めて食べたがなかなかうまい。分量的にもちょうど良かった。
2940円。お値段的も敗者に優しい店だ。もちろん勝ったときの祝の店としても使えそうである。ただひっきりなしに客が来ていたのでまたうまいこと入れるとは限らないが。今日は運が良かった。負けたけど。